東大で入学式 来賓の河瀬直美氏 「ロシアを悪者にすることは簡単」
田中紳顕
東京大学の入学式が12日、日本武道館(東京都千代田区)で開かれた。約3千人の新入生が出席。新型コロナウイルス対策で家族の出席は認めず、式典の様子を映像で配信した。
藤井輝夫総長は式辞で、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「対話や交流の実践が果たす役割の大切さを見つめ直し、大学が不幸からの脱却にいかに貢献できるか、という問いに向き合う必要がある」と指摘し、「困難な状況の先に広がる輝かしい未来に向かって、ともに歩んでいきましょう」と呼び掛けた。
【視点】河瀬直美監督の式辞は東大のサイトに掲載されています。そこで氏は映画監督らしく、このように学生に新鮮な感覚で語っています。 「あなた方と同じ年代の頃、私は「映像」に出逢います。そこで、8ミリフィルムカメラを手にし、街に自らを放り出すので
【視点】全文を読みましたが、若者に向けた「日本的曖昧のすゝめ」というような内容の祝辞で、とても残念でした。 本当に「ロシアを悪者にすることは簡単」なのでしょうか?むしろ、「喧嘩両成敗」的思考に逃げ込んで、自分の立ち位置を曖昧にしておく方が簡単なの