東京五輪でひらめいた ピクトグラム使った防災マップ、小学生が作製

谷口哲雄
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 【茨城】子どもたちの防災意識向上をめざす「第18回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」(日本損害保険協会、日本災害救援ボランティアネットワーク、朝日新聞社主催)で、つくば市にある民間の学童保育施設「Kids Creation Afterschool」のグループが、「まちのぼうさいキッズ賞(日本ユネスコ国内委員会会長賞)」を受賞した。ピクトグラムを使った日英2カ国語表記で、一目で分かる防災標識などを提案した。3月23日に同市内で表彰式があった。

 同施設では学童保育のプログラムに防災教育も採り入れている。小学1~6年の33人が「Kids Creation TSUKUBA ぼうさい探検隊」のチーム名で、「防災にユニバーサルデザインを ピクトグラムのかつようについて考える」と題するマップを作製した。

 施設は、つくば市内を流れる桜川に近く、近隣の避難場所の中には浸水想定区域に含まれるところもある。児童らは避難場所の小学校や高齢者施設に足を運び、周囲の標識の設置場所や見え方を確かめた。木に隠れて見えにくい標識や、街灯がなく夜は目立たない標識もあったという。

 マップでは、ソーラー式LEDなどで標識を見えやすくするよう提案。浸水想定区域内の施設は水害時に使えないことなどを、ピクトグラムによるユニバーサルデザインで表示することも盛り込んでいる。

 関ひなたさん(4年)は「東京五輪パラリンピックでピクトグラムが使われているのを見て、これならだれでもすぐ分かると思った」と話す。宮嶋結糸(ゆう)さん(同)は「つくば市は外国の人も多いので、2カ国語表記にした」と振り返った。(谷口哲雄)