IR整備計画まとまる 企業名非公開のまま佐世保市議会へ提出

石倉徹也
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 長崎県佐世保市に誘致をめざすカジノを含む統合型リゾート(IR)について、最終的な整備計画がまとまり、12日の佐世保市議会に提出された。県と事業者側は4千億円を超える資金調達のメドは立ったとするが、金融機関や出資企業名は「最終決定されていない」「企業イメージを損なう恐れもある」などとして非公開とされた。

 28日の国への提出期限まで残り約2週間。県は佐世保市議会と県議会の議決を経て提出する方針だ。

 県とIR事業者「KYUSHUリゾーツジャパン」がまとめた計画によると、初期投資額は4383億円。うち6割(2630億円)を複数の銀行団から借り入れ、残り4割(1753億円)を企業からの出資で集める。金融機関や出資企業から、融資や出資の意思を明らかにするコミットメントレターを取得しており、初期投資額の確約は得られたとした。

 出資企業について、KYUSHUリゾーツジャパンの大屋高志社長は取材に対し、プライベートエクイティ(PE)ファンドと呼ばれる外資系の機関投資家が複数社、外資系の商業施設運営会社が1社、国内企業が約10社と説明した。また、投資会社などから資金調達を担う投資顧問会社「CBRE」の参加も計画に明記された。石倉徹也