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がんになっても立ち飲み屋へ 配信10年、ブロガーの秘めた覚悟

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伊藤唯行
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 この10年間、自分が食べ、飲み歩いた記事を「裸電球ぶら下げて(https://hadakadenkyu.jp別ウインドウで開きます)」というブログで配信している。毎朝6時に更新。ほとんど休んだことはない。ある一時期を除いては。

 ブログの主は映像編集が本業の星野智哉さん(39)。住んでいる北海道旭川市を中心に、ときには札幌や道外にも出没して飲み歩く。ラーメン、焼き鳥、ギョーザにパスタ。食事のお供はビールに酎ハイ。とにかく毎日、感心するぐらい食べて、飲む。

 店や料理の紹介は丁寧で、写真も豊富に掲載する。「酒が進むわー」「こりゃ絶品」。記事や動画で笑顔で語る姿には、見ているこちらも和む。「裸電球さん」の名で、旭川の飲食業界では知られた存在だ。

 そんなブログが2020年2月8日、突然、闘病記に変わった。星野さんは胚(はい)細胞腫瘍(しゅよう)という病気になった。

 10万人に1人と言われる希少がんで、生存率の数字すら出ない難病だった。それでも、がんと闘いながら飲み歩きを続け、ブログの更新も続けた。星野さんに何が起きていたのか。

ブロガーとして、社会人として、父親として、充実した人生を送っていた星野さん。だがある日、希少がんを患っていることが発覚します。それでも飲み続けた星野さんの思いは、記事後半に描かれています。

 その日まで、星野さんのブログは底抜けに明るかった。

「人生は順調」そう思った頃に襲った病

 ブログを始めたのは10年前…

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