「一つの命と向き合うという覚悟」 杉本彩さんが語る動物愛護

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 動物虐待に対する警察の摘発が増えている。その背景にあるとされるのが、動物愛護団体の活動だ。テレビや映画でタレントとして活躍する杉本彩さん(53)は、動物愛護にも力を注ぐ。代表理事を務める公益財団法人「動物環境・福祉協会Eva」の活動について話を聴いた。

 ――杉本さんが動物愛護に携わることになったきっかけは。

 そもそものきっかけは30年近く前、たまたまドラマの撮影現場の近くの路上で、病気にかかっている子猫を見つけて、家に連れて帰ったことです。その後病院に入院させて、里親も探しました。その後は近所からの相談など個人で対応してきました。個人で署名運動をしたこともあります。

 でも次第に力の限界を感じて、組織にして大きな声を集めて政策提言できるよう動いていく必要性を感じるようになり、2014年、Evaを立ち上げました。

 いま自宅には保護猫が6匹います。少し前までは犬3頭、猫9匹がいました。

 ――Evaは普段、どのような活動をしていますか。

 啓発団体として、全国各地を講演で回ったり、法改正におけるアドバイザーとして国に提言したりしています。ときには刑事告発なども行います。

 ――362匹の犬を虐待したとして昨年11月に逮捕された長野県松本市の繁殖業者を刑事告発したのもEvaだそうですね。

 被告の事業者内で働いていた従業員の内部告発がきっかけでした。地元の行政や警察に通報などをしていたが、全く動かなかったということで、私たちの協会に連絡が来ました。告発内容は耳をふさぎたくなるくらい悪質なもので、刑事告発にいたりました。

 ――なぜこのような虐待が起きてしまうのでしょう。

 事業者による虐待は、大量生…

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