スペースジェット米拠点を閉鎖 国産初プロジェクトは風前のともしび

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奈良部健
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 国産初のジェット旅客機スペースジェット(SJ、旧MRJ)の開発を中断している三菱航空機愛知県豊山町)が、米国に設けていた飛行試験の拠点を3月末で閉鎖した。親会社の三菱重工は2020年10月、事業の中断を発表。米国とカナダにあったSJの開発拠点2カ所もすでに閉鎖しており、三菱航空機の海外拠点はなくなった。官民あげて「オールジャパン」で進めたジェット機事業は、風前のともしびとなっている。

 閉鎖したのは、米北西部ワシントン州にある「モーゼスレイク・フライトテスト・センター」。16年から飛行試験の拠点として活用してきた。事業の中断が決まった後は飛行試験を取りやめ、日本人スタッフらが試験機のデータ取得や維持管理にあたっていたが、人員も引き揚げて施設を閉じた。三菱重工は「愛知県に拠点を集約する」としている。

 米国の拠点では、試験機4機…

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