インターンもオンライン、活路見いだす中小企業 コロナが変えた採用

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松浦新
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 コロナ禍を受け、インターンシップもオンライン化が進む。遠隔地の学生も移動せずに参加でき、企業にとっては人手やコストを抑えられる。特に中小企業からは、従来は出会うことが難しかった学生と接触できると歓迎の声が上がる。一方で、学生側の受け止めは様々なようだ。松浦新

 京都府長岡京市のポンプメーカー、工進(従業員260人)は来春入社の新卒採用で、これまでに内定を1人、内々定を3人に出した。採用担当の中野靖識(やすし)・経営管理部長は「この時期に内定や内々定を出せるだけ学生と接触できたのは当社にとって大きな進歩。昨年夏から取り組んだオンラインでのインターンシップのおかげです」と喜ぶ。

「待ち」やめ、参加呼びかけ

 同社は今回の採用から、合同説明会やウェブサイトでの募集など「待ち」の手法をやめた。代わりに、「アイプラグ」(大阪市)の就活サービスに登録した学生のプロフィルを見て声をかけ、インターンへの参加を呼びかける手法に注力した。

 特に力を入れたのは女性技術…

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