「不審な前兆」、警察が来る日に 反ワクチン団体「神真都Q会」事件

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 7日午前9時半、東京都渋谷区内にあるクリニック。ワクチン接種が始まったのを見計らったかのように、10人ほどの男女がなだれ込んできた。全員マスクは着けておらず、「院長を出せ」「予防接種憲法違反。殺人行為だ」などと大声で騒いだ。

 待合室は10畳ほどしかなく、関係者は「占領されているような感じになった」と振り返る。当時、待合室には子どもも含め10人ほどがいたが、怖がって帰った人もいた。

 やってきたのは、反ワクチン団体「神真都Q(やまときゅー)会」のメンバーだとされる。

 メンバーは診察室にも入り込もうとした。職員がドアを内側から押さえ、必死に押しとどめた。発熱外来のために用意した部屋では、換気のために開けていた窓から中をのぞき込むメンバーの姿が見えた。

 午前9時50分ごろ、職員が通報すると、警察官がすぐに駆け付けた。1時間ほどメンバーとやりとりしたが、らちが明かない。その後、応援として40人ほどの警察官が来て、室内にいた4人が建造物侵入容疑の現行犯で逮捕された。

 事件には前兆があった。

 クリニックには、3月末ごろ…

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