見過ごされてきたひきこもり女性 生きづらさ語る「女子会」で居場所

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村井隼人
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現場へ! ひきこもりと支援①

 2月上旬、ひきこもっていたり、ひきこもり経験があったりする人や家族が埼玉県所沢市の会議室に集まった。不登校やひきこもり、発達障害などの当事者らでつくる「ひきこもりUX会議」が開いた当事者会だ。

 「どうにかしなきゃと思う時が一番どうにもならない。まずはのんびりお話から始めませんか」。自身もひきこもり経験がある代表の林恭子さん(55)が参加者に呼びかけた。

 この日開かれた「ラウンジ」では経験談や交流を通じて生きづらさの解消をめざす。トークセッションや経験者の講演後、参加者は自分の立場にあった様々な交流会に参加できる。

 その一つが「ひきこもり女子会」。この日は「家族関係」「人間関係」「世代別トーク」「夢ややりたいこと」「主催者に聞こう」などのテーマを設け、自らの経験を話しながら交流した。似たような境遇の人と出会い、語り、共感しあうことが目的だ。

 「女子会があったら参加しやすい人がいるんじゃないか」と6年前から始め、これまでに160回以上開いて延べ4600人以上を集めた。林さんは「女性同士だからこそ共感できることもある。これまで当事者会などでは男性の参加者が多く、女性が参加しにくい雰囲気もあった。そこからまた女性の参加者が減る悪循環もあった」という。

 過去の報道などから「ひきこもり=男性」のイメージが根強く、「女性は見過ごされた存在だった」と林さんはいう。女性に配慮した支援も遅れていると指摘する。

 内閣府のひきこもりの実態調…

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