ロシア産木材、ウクライナショックで高騰 マイホーム価格に波及か

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藤田知也
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 千葉県鎌ケ谷市にある丸宇木材市売の京葉市場には、ロシア産のアカマツがまだ積まれていた。「垂木(たるき)」と呼ばれる3センチ×4センチ角の棒状で、戸建ての屋根などによく使われるものだ。

 「今あるのはこれだけ。次はいつ入るかわかんないよ」

 3月31日の市で、残り少ない在庫分が競りにかかると、あっという間に買い付けが入った。同社が扱う輸入材の半分はロシア産で、この日で在庫はすべてが売約済みとなった。

 市場長の中島英夫さんが話す。

 「先々のストック分も確保しようと、いつもの倍の量を買っていくお客さんが多い。ロシアから次にいつ届くかは見通せない」

 直近の取引価格は1立方メートルあたり十数万円で、1年前のほぼ倍。同じ形状の国産スギより2割ほど高い。

 競りに参加した材木店の社長が言う。

ロシアによるウクライナ侵攻で、木造住宅で重宝されているロシア産木材の輸入が難しくなっています。木材価格は最高水準に達し、急激な円安やアルミなどの高騰も起きています。原材料価格の上昇が、マイホームにも波及していくのか。不動産市場の行方についてプロたちに話を聞きました。

 「消費者にはあまり知られていないが、戸建てにはロシア産が意外によく使われている。大工が好むんだ。釘が抜けにくくて国産より使いやすいんだと言ってね」

 世界の森林の2割を国土に持つロシア。日本の木材輸入量では、合板の材料となる単板で8割強、製材で2割弱をロシアが占める。

 日本木材輸入協会によると、ロシアからの輸入はカラマツの単板と、製材の一種であるアカマツの垂木が中心だ。木の節が小さく丈夫なのが特徴だという。

 だが、ロシアの銀行への金融…

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