廃校の体育館にシイタケ乾燥機「いいことしかない」 宮崎で進む活用

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浜田綾
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 少子化などを背景に、全国で公立学校の廃校が続く。文部科学省が3月末に発表した調査結果によると、2002~20年度の全国の廃校数は8580校。同期間に宮崎県内は全都道府県で10番目に少なかったが、県と県教委のまとめでは、02~21年度末までに100校余りが廃校となった。残された学校跡地や校舎はどうなっているのか。ある学校跡地を訪ねると、「宮崎らしい」施設として活用されていた。(浜田綾)

 10年度末に閉校した宮崎県日向市東郷町の坪谷中跡地。3月下旬に訪れると、バスケットゴールなどが残る体育館内でゴーゴーと大きな音をたてながら乾燥機6台が稼働していた。

 「学校の体育館、懐かしいでしょう?」。笑顔でそう話しながら施設内を見回るのは、「ひなた原木椎茸(しいたけ)」=同市富高=の社員黒田利光さん(58)。乾燥機は乾(ほし)シイタケの製造用だった。宮崎は原木乾シイタケの生産量が全国2位で、日向市など県北はその主産地だ。同社は原木から収穫したシイタケを加工し、昨年、約600キロの乾シイタケを問屋へ卸した。

 生産者の減少や高齢化が進ん…

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