立憲民主党が夏の参院選に向けて「比例1300万票獲得」という目標を打ち出し、党内から「高すぎる」との声があがっています。同じ旧民主党が源流の国民民主党との溝は埋まらず、野党間の候補者調整も進みません。立憲は参院選にどう挑むべきなのか、岡田克也・総合選挙対策本部長代行に聞きました。
――「比例1300万票」の獲得目標ですが、旧民主党が政権奪還されて以降、1300万票を獲得した野党はありません。この決定過程と狙いを教えてください
内部の話をあまりするつもりはありませんが、昨秋の衆院選で獲得した1150万票プラスアルファみたいなことではなく、目標なんだから少し上積みすべきだということです。前回並みとかでは、元気が出ないじゃないですか。
――敗北と総括した昨秋の衆院選の得票は、どう分析していますか
衆院選としてはかなり少なく、非常に残念でした。候補者をたくさん出したわけですから。今回それと同じ得票が目標というのでは元気が出ません。日本維新の会は、野党第1党になると言っています。我々も強い決意を示した方がいいじゃないかと。
――旧民主党が源流の政党による得票は、最大どのくらいと見積もりますか
現状はちょっと。かつては2千万票を超えていた時代もあったわけです。そこまでいけなくても、野党第1党としてリーダーシップをとるためには1500万票を超えていくぐらいは目指したいですよね。
――目標を示した以上、結果次第では泉健太代表の責任問題が浮上するリスクはありませんか
そんなつまらないことを言う…
- 【視点】
「政権交代可能な政治を目指して」自民党政権に対峙してきた岡田氏。民主党政権の頃から何度かインタビューした私からすると、その口から野党、というか政党という存在の窮状が語られる驚愕のインタビューでした。 日本政治にとって政党が大事なものだか