デジタル庁、1者応札が半数超え 落札価格の高止まり、招く恐れ

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平井恵美
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 デジタル庁は15日、昨年9月の発足以降に行った一般競争入札のうち、1事業者しか応札がなかったケースが半数を超えると明らかにした。1者応札は競争原理が働かず落札価格の高止まりを招く恐れがあり、課題になっている。

 デジ庁によると、発足から今月13日までに101件の一般競争入札があったが、うち55件が1者応札だった。担当者は「複数の事業者が手を挙げられるように調達の改善に取り組んでいるが、事業の特殊性や難易度、企業側のリソースの問題もあって情報システム関連の入札は1者応札が多くなりがちだ」と話す。

 1者応札は政府全体の課題で…

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