「いじめ傍観、許容する懸念」 痛み笑うバラエティー、BPOが見解
弓長理佳
放送倫理・番組向上機構(BPO)青少年委員会は15日、テレビ番組の「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」について、「視聴する青少年の共感性の発達や人間観に望ましくない影響を与える可能性がある」として、放送局に改善や配慮を求める見解を発表した。
見解は特定の番組に対してではなく、バラエティー番組の「ドッキリ」や罰ゲームなど、出演者の心身に痛みを与える行為全般について「青少年が模倣して、いじめに発展する危険性も考えられる」と指摘。さらに、痛みに苦しむ様子を見て他の出演者が笑う演出が「いじめ場面の傍観を許容するモデルになることも懸念される」とした。
放送局に対し、時代や社会状…
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