新電力会社が突然の撤退「損した気分」 倒産は7倍、どう備える?

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片田貴也
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 契約する新電力の会社から急に契約解除の連絡を受けた――。そうした個人の相談が相次いでいます。大手電力会社より割安とされる新電力の会社の撤退や倒産が急増しているためです。

 背景には、あの世界情勢の動きも。専門家は「連絡を受けても焦る必要はない」と言いますが、どう備えればよいのか、取材しました。

 「エルピオでんきは、2022年4月末に利用できなくなります」

 3月下旬、東京都内に住む20代女性に突然、メールが届いた。電力の小売り事業から撤退するため、他社への切り替え手続きを求める内容だ。

 女性は東京電力と契約していたが、電気代の節約のため、昨年11月からエルピオ社と契約した。

 使用開始から10カ月すると1万8千円がキャッシュバックされる予定だった。「還元額を見込んだ価格で契約したのに損した気分。はじめは迷惑メールかとすら思いました」と漏らす。

 女性は急いで比較サイトを使って探し、他の新電力に申し込んだ。

記事の後半では、新電力倒産の背景、撤退への備えや新電力の選び方についての専門家のアドバイスなどを紹介します。

新電力の相談増、新規の予約停止や値上げで

 エルピオ社(千葉)は、16年に電力小売り事業に参入。割安な電気料金プランで「格安でんき」を売りに顧客を増やし、北海道や沖縄などを除く幅広い地域で電力を供給してきた。撤退により、電力会社の契約変更が必要になる顧客は10万件以上に上るとみられる。

 同社によると、ロシアのウク…

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