コシノワールド表現の軌跡 県立美術館で企画展開幕

倉富竜太
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 世界的ファッションデザイナーのコシノジュンコさんの企画展、コシノジュンコ「原点から現点」が15日、大分市寿町の大分県立美術館で開幕した。同美術館でファッションをテーマにした展覧会は初開催という。友人のミュージシャン南こうせつさんらも駆けつけ、華やかに幕が開けた。5月29日まで。

 コシノさんは大阪府岸和田市生まれ。新人デザイナーの登竜門とされる装苑賞を19歳で最年少受賞。1978年から2000年まではパリコレクションに参加し、12年からは大分県竹田市を拠点とする和太鼓パフォーマンスグループ「DRUM TAO」の舞台衣装も手がけている。

 展覧会では、原点の高校美術部時代から現在までの活動を紹介。「DRUM TAO」の衣装をはじめ100点を超すマネキンで衣装も展示している。

 会場の入り口には、岸和田高校の美術部時代に描いたヌードデッサンを展示。コシノさんは開会式のあいさつで「高校時代は美大を目指していたが、ファッションの道が開けたのでこの世界に進んだ。最近は絵も描いてます」と明かした。

 高校生らから「デザイナーになりたい」という相談もよく受けるという。「ファッションショーを見るのがいいが、ショーはどうしても関係者向けにされることが多い。今回の展覧会は会期も長いので、ぜひ多くの子どもたちに訪れてもらいたい」と呼びかけた。

 コシノさんが大分となじみになったのは、ラーメン店の博多一風堂創業者、河原成美さんに「DRUM TAO」を紹介されたのがきっかけという。29日~5月3日の連休中には、JR大分駅前北側広場に一風堂のキッチンカーが出店、コシノさんをイメージした鶏清湯(とりちんたん)をベースにしたしょうゆラーメン「JUNKO Black」(税込み800円)も販売される。

 開館時間は10~19時(金、土曜は20時)、観覧料は一般1400円、大学生・高校生1千円。問い合わせは県立美術館(097・533・4500)へ。(倉富竜太)