「自分の子どもがすでに学習で後れをとっているのではないかと、最近、モヤモヤが募ります。中学受験を考えていますが、遊びの中で学べるなら、小学校受験という選択肢もありかな、とも……」
今月3日、幼児教室「サピックスキッズ」が東京都内で開いた、小学校受験を検討中の人を対象とした説明会。会が終わった後、参加者に記者が声をかけると、一人の女性が言った。幼稚園年中の長男(4)を育てる会社員という。
もとは保育園に通わせていたが、新型コロナで在宅勤務中心となり、いまは預かり保育のできる幼稚園に通わせている。今春から週に1度、サピックスキッズの90分の授業に通わせているという。
中学受験者が増えている首都圏では、小学校受験のすそ野も広がっています。受験の動機も多様化しているそうです。記事の後半では、幼児教育の分野で最近浸透しているタブレット学習や、幼児教育の留意点についても紹介します。
女性が願うのは、ただ一つ…