ロシア、マリウポリでの一時停戦提案 「武器捨てた兵士の命は保証」

ウクライナ情勢

ワシントン=高野遼
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 ウクライナに侵攻するロシアの国防省は16日、南東部マリウポリで抵抗を続けるウクライナ軍の兵士らに対し、17日午前6時(日本時間同日正午)からの一時的な停戦を提案すると発表した。武器を捨てた兵士の命は保証するとして、投降を求めている。

 ロシア国防省が発表した緊急声明によると、マリウポリの港湾部にある金属コンビナート「アゾフスターリ」で抵抗を続けるウクライナ兵に対し、モスクワ時間の17日午前6時~午後1時の間に停戦することを提案。ウクライナ政府に対しても「無意味な抵抗をやめて武器を置くよう指示を出すべきだ」と求めた。

 声明は、アゾフスターリに閉じ込められたウクライナ兵は食料や水もない状況に追い込まれていると主張。すでに降伏した兵士らは、ロシア側から暴力や心理的な圧迫は受けておらず、親族との連絡が許可され、負傷した兵士も治療を受けているとしている。

 マリウポリはすでに、大部分がロシア軍の支配下に入っているとみられる。ロシア国防省は16日に「ウクライナ軍を市街地から完全に排除した」と発表していた。(ワシントン=高野遼)