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「相談しづらい…」女性の理想の医療とは 専門外来の医師に聞く

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机美鈴、田中ゑれ奈、田部愛
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 デリケートゾーンに症状があっても、過去の診察でのつらい経験などから受診を控える傾向があることを、以前、紹介しました。女性にとって理想的な医療とはどういったものでしょうか。特色ある女性向け外来の実践から考えます。(机美鈴、田中ゑれ奈、田部愛)

 「女性には、女性に適した医療を」。循環器内科医の天野恵子さん(79)の呼びかけで2001年に生まれた「女性外来」は全国に拡大しました。女性の心身をトータルで診ることを目的にしています。

あまの・けいこ

 1967年、東京大学医学部卒業。静風荘病院特別顧問。外来の他、「女性外来オンライン」(https://joseigairai.online別ウインドウで開きます)でも相談に乗る。理事長を務めるNPO法人性差医療情報ネットワークのホームページ(http://www.nahw.or.jp別ウインドウで開きます)からは全国の女性外来の情報が検索できる。

 女性の医療といえば婦人科をイメージしがちですが、女性がかかりやすい病気があり、性別に応じた医療が必要だという考えが1990年ごろから米国で広がりました。私自身も更年期前後の女性の10人に1人が発症する微小血管性狭心症が心に引っかかっていました。99年に国内の学会で「性差医療」の概念を発表すると賛同が広がりました。現在、「女性専用外来」「女性総合外来」も含む女性のための外来は、全国数百カ所に上ります。

 女性はホルモンの影響もあり、くるくると体調が変わりやすい上に、職場や家庭でのストレスなどが心身の症状として表れます。症状は多岐にわたり、「どの診療科にかかればいいかわからない」「男性医師には相談しづらい」という悩みを抱える女性が多くいます。女性外来ではそういった人たちを診てきました。

 記事後半では、夜間や祝日に緊急避妊薬(アフターピル)を処方するクリニックの医師に、具体的なニーズや背景にある思いを尋ねました。

 私は現在、千葉と埼玉で診察…

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