この2頭、ベスト・オブ・ベスト 山口県が「基幹種雄牛」を選抜

大室一也
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 山口県産和牛の品質を高めようと、肉質や肉量に優れた種雄牛の育成に取り組んでいる県は14日、新たに「花清桜」「国峰花」の2頭を県基幹種雄牛に選抜したと発表した。歴代の基幹種雄牛と比べて特に霜降り度合いで優れているという。

 今後、県内の希望する畜産農家に対して、県畜産振興協会が花清桜と国峰花の凍結精液を販売していく。

 県農林総合技術センター畜産技術部(美祢市)によると、花清桜(6年6カ月)は下関市産、国峰花(5年10カ月)は長門市産で、父親が同じだという。枝肉の肉質を評価する指標の一つで、数値が高いほど霜降り度合いに秀でている「BMS」(ビーフ・マーブリング・スタンダード)は国峰花が8・7で、歴代県トップの成績だった。

 一方、優れた肉質や肉量が子どもの牛に伝わる「遺伝的能力」の評価では、今年2月時点で、花清桜が過去84頭いた県育成種雄牛と比べて最も優れていた。遺伝的能力は、生まれた子ども牛の枝肉などのデータを分析し、えさや出荷時の月齢などを考慮して評価する。(大室一也)