恋愛は禁止「子どもできたら大変でしょ」 障害ある女性への複合差別

有料会員記事

西村奈緒美
[PR]

 【新潟】遺伝性の精神疾患がある人らへの不妊手術を認めた旧優生保護法の規定が削除されてから四半世紀余りが過ぎ、旧法を違憲とする司法判断が相次いでいる。性差別の解消に向けた動きも広がってきた。そんななか、「障害があること」と「女性であること」双方を理由に生きにくさを感じる人たちがいる。こうした「複合差別」の実態を指摘し、深刻さを訴える声が上がる。

 精神疾患のある新潟市の女性(46)には交際している男性がいる。一緒に暮らしたいと思うが、母親から反対されている。理由は「障害者だから」。相手にも軽度の知的障害がある。

 女性は19歳のときにうつ病を発症した。通っていた京都の大学は人間関係にも悩み、休学を繰り返しながら何とか卒業。20代半ばで運送会社に就職し、「価値のある人間になりたい」と必死に働いた。しかし、無理がたたって症状が悪化し、1年ほどで仕事がなくなった。自殺を図り、自宅を出ることすらままならなくなった。

 30代になって障害者向けの…

この記事は有料会員記事です。残り1168文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら

Think Gender

Think Gender

男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ]