南伊勢町で町政史上初の女性議員誕生 三重

臼井昭仁
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 17日投開票された三重県南伊勢町議選で、無所属新顔の上村(うえむら)直美さん(50)が最高得票数で初当選した。2005年に合併して誕生した同町では、初の女性議員。18日の当選証書付与式の後、「選挙戦は大変だったが、地元のみなさんが応援してくれたおかげで当選できた」と振り返った。

 町議選(定数12)には現新13人が立候補。当日有権者数は1万588人で、投票率は過去最低の67・83%。上村さんは803票を獲得した。町によると、女性議員の誕生は前身の1955年発足の南島町、南勢町にさかのぼっても初めてになるという。

 大阪市出身。36歳の時に結婚して南伊勢町へ。漁業者の夫と小学生の長男との3人暮らしで、自らは書道教室を開いている。

 今年になって、地元の区長や知人らから町議選への立候補を何度も打診された。その際、「今の時代、女性議員がいないのはおかしい」などとも言われ、「将来は町のために貢献したいと思っていた」こともあって決意した。反対していた夫も最後には応援に回ってくれた。

 消防団に所属し、地域の防災活動にも参加。お年寄りたちと一緒に趣味のフラダンスや体操もした。「嫁いできた時は友達もいなかった。その後、地元のみなさんと一緒に活動をしてきたことが認められたからこそ選挙で応援をしてくれたと思う」

 「子育て支援」といった掲げた公約には、女性目線も採り入れて実現を目指すという。(臼井昭仁)