ウクライナに侵攻したロシア軍が原発や核関連施設を攻撃・占拠したことは、まだ攻撃されていない原発の近くに住む市民にも強い衝撃を与えた。いつ攻撃されるかわからない危険は感じつつ、大勢の人たちが地元に残って暮らしている。
豊かな黒土に恵まれ、欧州の穀倉地として知られるウクライナ。西部にある人口約3万4千人ほどのスタルコスティアンティニフも、農場に囲まれた穏やかな町だ。
町から北西に約80キロ離れたところに「フメリニツキー原発」がある。もしロシア軍が近くまで攻めてきた場合、住民たちはどうするのだろうか。
「両親も祖父母も暮らした土…
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