米疾病対策センター(CDC)が求めている列車や飛行機など公共交通機関でのマスク着用について、フロリダ州の連邦地裁は18日、義務化は無効とする判断を下した。現段階で米国内での着用義務はなくなることになる。
昨年1月に就任したバイデン大統領はすぐに公共交通機関でのマスク着用を求めた。列車や飛行機などでの移動中は、新型コロナに感染したり、感染を広げたりするリスクが高まるとして、CDCは乗客らにマスク着用を求め、運輸保安庁(TSA)が義務化する措置をとっていた。
連邦地裁の決定によると、CDCはマスク義務化を1944年に施行された公衆衛生サービス法で定められた「きれいにする手段」などを根拠に実施したが、判事は「マスク着用は何もきれいにしない。ウイルスの飛沫(ひまつ)を閉じ込める程度だ」と指摘し、無効とした。
判断を下したのは、トランプ…
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