桜の花に寄り添う心 詩人マクミランさんが短歌に見る古来の感性
日本人にとって特別な存在であるとも言える桜。咲いたと思えばはかなく散りゆくその美しさは、古来多くのうたい手たちを魅了してきました。
花びらが風にたゆたい、新緑へと移ろいつつある季節。詩人、翻訳家のピーター・J・マクミランさんは、10年あまり前に若くして世を去った歌人の作品を見つめながら、桜が日本文学にもたらしてきた妙味について語ります。
歌集からの引用と英訳
「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい
(『ひとさらい』 笹井宏之)
Tracing the letters
p-e-t-a-l in braille,
―aah―…
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