小泉元首相が残した政局の変化 原発ゼロを広げた「あの手この手」

有料記事

関根慎一
[PR]

 政界復帰の意思も、お金もうけのつもりもない。小泉純一郎元首相は「原発を推進した総理時代の過ちを正したい」との一念で講演会活動を続けてきた。当初は「死ぬまで頑張らないといけない」(14年5月)と宣言していたが、高齢を理由に終止符を打つことになった。

 講演会は約90分間、立ちっ放しで訴えかけるスタイル。最近は「体調が悪くても(講演に)行ったことがあった」(小泉氏)という。スポットライトを浴びた14年の都知事選後も、北は北海道、南は鹿児島まで飛んで講演。「国民が立ち上がれば必ず原発ゼロでやっていける」などと各地の住民らに訴え続けた。

自民党元幹事長から政敵まで、巻き込んだ人たち

 最近は17年に設立され、顧…

この記事は有料記事です。残り1024文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません