オランダの哲学者像がなぜ妖怪「小豆とぎ婆」像に 400年の謎

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庄司直樹
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 17世紀に九州に漂着したオランダ船の船尾にあった像を、400年余り守り継いできた栃木県佐野市の龍江院で、地元の人たちが像を紹介する資料館を開いた。今は東京国立博物館に寄託されている「木造エラスムス立像」(国重要文化財)がたどってきた、数奇な運命の物語を広く知ってもらうのが狙いだ。

三浦按針と日本に

 像は、1598年にオランダ・ロッテルダムを出航したデ・リーフデ号の船尾に、守護神として取り付けられていた。船には、のちに徳川家康の外交顧問となるウィリアム・アダムス(三浦按針(あんじん))らが乗っており、苦難の航海の末の1600年4月、現在の大分県臼杵市の黒島に到着した。

 詳しい経緯は不明だが、像はその後、佐野市周辺を所領としていた戦国武将・牧野成里(しげさと)の手に渡り、さらに菩提(ぼだい)寺である龍江院に納められたとされる。

 龍江院の大沢光法住職(75…

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