和歌山のカジノ含むIR計画、県議会特別委が否決 自民からも反対票

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直井政夫、国方萌乃、野口陽、岡純太郎、高井里佳子
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 和歌山県が誘致を進めるIR(カジノを含む統合型リゾート)をめぐり、県議会のIR対策特別委員会が19日、国への計画の申請について否決した。初期投資で4700億円の計画だが、IRを推進してきた自民党からも「資金計画がずさんだ」などの理由で反対する議員が相次いだ。IRの実現は不透明な情勢になった。

 特別委では、賛成5、反対10で否決された。20日予定の本会議で採決される見込み。否決された場合、28日を期限とする国への申請が間に合わなくなり、計画が頓挫する可能性が高まる。

 19日の特別委では、県と事業者がまとめた区域整備計画に基づき、運営者の資金力や出資株主の状況、カジノ依存症対策などが議論された。運営を担当するクレアベストニームベンチャーズ(CNV)社の代表もオンラインで参加し、最新の出資状況などを説明。「出資は十分で、計画の実現に自信を持っている」と述べた。

 和歌山県のIR誘致を進めてきた自民党県議からも反対が相次ぎました。どのような理由からだったのでしょうか?記事後半では、これまでの経緯や議論を振り返ります。

 しかし、CNVが融資を担うスイスの金融大手クレディ・スイスから融資確約書を得ていないことや、融資する銀行に含むとする邦銀の名前を県が明確にしなかったことなどを問題視する声が上がった。日本企業の参加が少ないことも難点と指摘された。

 採決で反対した自民党の吉井…

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