キーウから避難の夫妻、バレエの舞台に「今は踊ることしかできない」

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遠藤和希
【動画】「キーウから避難のバレエ団夫妻、平和へ願い 5月に伊那で舞いを披露へ=遠藤和希撮影
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 ウクライナの首都キーウ(キエフ)から日本に避難しているバレエダンサーの長沢美絵さん(36)と、夫のエフゲニー・ペトレンコさん(28)が5月5日に長野県伊那市で開かれる白鳥バレエ学園長野市)の発表会に出演する。「今の私には踊ることしかできない」。平和への願いを込めて夫婦で踊りを披露する。

 4月10日、長沢さん夫妻は白鳥バレエ学園を訪れ、生徒の指導にあたっていた。「1、2、3、4」。長沢さんのかけ声に合わせ、中高生30人が小気味よく踊った。

 長沢さんは埼玉県出身。18歳でロシア・サンクトペテルブルクに渡り、国立バレエ学校を卒業した。その後、ウクライナ東部のドネツクでソリストとして活躍、2010年にはキーウ市立劇場のバレエ団「キエフ・クラシック・バレエ」のプリンシパル(最高位)に。キーウ出身で同じくソリストのペトレンコさんと5年前に結婚し、昨年長男のブライアンちゃん(1)が生まれた。

 1月中旬、日本大使館から国外避難を促す連絡が再三あった。「子どもを守るには避難するしかない」。2月13日、持てるだけの荷物を持って埼玉東松山市の実家に3人で避難した。すぐに帰れるだろうと一時避難のつもりだった。

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