「魂のピアニスト」川上ミネさん、故郷の原風景を表現へ

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鈴木裕
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 子どものころに木登りをした雑木林や素足を浸した小川の記憶、地球を旅して出会った風景や出来事を、音で描くピアニスト・作曲家川上ミネさん(52)が、29日に名古屋で初のコンサートを開く。ふるさと愛知・長久手の原風景を、どんな音で表現するのか。

 NHKの番組「猫のしっぽ カエルの手」や愛・地球博「アニメ モリゾーとキッコロ」の音楽を手がけた川上さん。ドイツのミュンヘン国立音楽大学、スペインのマドリード国立音楽大学院でピアノを学び、キューバの国立音楽学校で非常勤講師を務めるなど海外生活が長く、今はスペインと京都を拠点に活動する。クラシックの奏法をベースにしながら日本的な感性とラテン音楽のリズムを融合したオリジナル曲で、中南米では「魂のピアニスト」と呼ばれている。

 「留学したドイツの大学で、西洋の正統な音楽でたたき直されることに戸惑っていたとき、だれからも習っていない不思議な間の取り方、日本的な感覚が浮かんできた」と振り返る。

 西洋音楽至上主義に疑問を持…

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