アンデスの音色、街に響け 宇都宮で24日にフェス

石原剛文
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 南米の民族音楽フォルクローレを演奏する「とちぎ フォルクローレ フェスティバル」が24日、宇都宮市のオリオンスクエアで開かれる。独特のリズムと美しい旋律を知ってもらうとともに、街を盛り上げるきっかけにしたいと、県内のアマチュア演奏家が企画。県内外から12のアマチュアアーティストが出演する。

 フォルクローレは、ペルーやチリなど南米・アンデス地方の民族音楽の総称。竹笛「ケーナ」や弦楽器「チャランゴ」などを使って演奏し、サイモン&ガーファンクルが歌った「コンドルは飛んで行く」は世界的に有名になった。

 フェスを企画、主催するのは那須烏山市の元団体職員、鈴木隆夫さん(67)。高校生の時にテレビで流れていたケーナの音色に魅せられ、大学でフォルクローレサークルを結成。さらにチャランゴを習ったり、来日した海外アーティストのコンサートに行ったりするなど、約50年間フォルクローレに親しんできた。

 24日には鈴木さんも出演し、ステージでケーナやチャランゴを演奏する予定だ。「フォルクローレは音色がきれいで、南米の大地のにおいがするような生活感も伝わってくる。外国に侵略された歴史の苦しみを表現する曲もある」といい、フェスを訪れる人には「初めて見る楽器や、何種類もあるリズムを楽しんでほしい」と語る。

 今回は予想以上に多くの出演希望が寄せられたため、一部は断らざるをえないほどだった。そこで来年は開催期間を2日間に増やして規模を広げ、より多くの出演者に演奏を披露してもらおうと考えている。

 目標は国内のフォルクローレの聖地とされる、福島県川俣町で開かれている祭典「コスキン・エン・ハポン」だ。「コスキンのようなかたちでフォルクローレを広め、栃木県全体を盛り上げたい」と話している。

 24日のフェスは午前11時~午後4時45分で、入場無料。問い合わせは鈴木さん(090・5341・1523)。(石原剛文)