埼玉・入間市がヤングケアラー支援条例案提出へ 制定なら全国初
川野由起
大人の代わりに家族の世話や家事を担う子どもたちを支えるため、埼玉県入間市は6月議会にヤングケアラー支援条例案を提出し、7月の施行をめざす。市によると、制定されれば、全国で初めてヤングケアラーの支援に特化した条例になる。
条例案はヤングケアラーの定義として、高齢や障害、病気などで援助を必要とする親族らに対し、日常的に無償で介護、看護、生活上の世話をする18歳未満の者と定めた。そのうえで学校や関係機関にヤングケアラーの早期発見を促し、適切な支援をするように求める内容になっている。
保護者に対しては、本来大人が担う家事や家族の世話などの責任を子どもに負わせ続けることがないよう、「家庭が抱える困難に応じた支援を求めることができる」と記した。
小学生の5.7%、ヤングケアラーと判断
入間市は条例案の提出に先駆…
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