日本避難のウクライナ人家族 出発駅にミサイル攻撃「数日遅ければ」

有料会員記事

戸田和敬
[PR]

 ロシアの軍事侵攻を受け、激しい戦闘が続くウクライナ東部ドネツク州の一家が、広島県三次市の親族のもとに避難してきた。出発した鉄道駅が5日後にミサイル攻撃を受け、避難者ら50人以上が亡くなったという。夫婦は21日、朝日新聞の取材に「家族と離れたくなかったが、子どもの命を守るための決断だった」と語った。

 避難してきたのはドネツク州クラマトルスクで暮らしていたイリーナ・ブワイロさん(36)と夫の教員ディミトルさん(38)、12歳の長男、3歳の長女、生後7カ月の次女の家族5人。

 ドネツク州一帯にはロシア系の住民が多く、ロシアは「ウクライナによる集団殺害が起きている」と主張して、2月24日に軍事侵攻を開始した。

 ドネツク州出身で、三次市で家族を持って約20年になるオクサナ・ヤシチェンコさん(46)は連日、激しい爆撃を受ける現地の映像を見て心を痛めていた。

 いとこのイリーナさんにSNSでメッセージを送ると、「街の5キロ手前までロシア軍が迫っている」「明日どうなるかわからない」という答えが返ってきた。

 そのころ、ディミトルさんは…

この記事は有料会員記事です。残り892文字有料会員になると続きをお読みいただけます。