宮崎「シーガイア」に屋外トレセン着工 ラグビー代表合宿など想定
ラグビー日本代表の合宿などを想定し、宮崎県が宮崎市のリゾート施設「シーガイア」に整備する屋外型トレーニングセンター(トレセン)が着工した。ラグビー日本代表を巡っては福岡県にも強化拠点構想が浮上しているが、宮崎県は「すみ分けは可能」と利用を期待する。
トレセンは2007年に閉鎖された大型屋内プール「オーシャンドーム」跡地約6ヘクタールを、県が無償で借り受けて建設する。天然芝のラグビーやサッカー用グラウンド1面のほか、ハイブリッド芝を敷いた多目的グラウンド、室内練習場、シャワーや空調付きのクラブハウスやトレーニングジムを備える。戦術分析などに使うAIカメラも備える予定。県スポーツランド推進室の担当者は「都道府県が合宿専用施設をもつのは珍しいのでは」と話す。
今月4日に着工し、来年4月の供用開始を予定している。事業費は18億2600万円で、半分は国の地方創生拠点整備交付金やスポーツ振興くじ助成金を充てる。
県によると、ラグビー日本代表はこれまで、シーガイアの多目的広場(1面)で1~2週間の合宿を年3回ほど実施している。15年に英国であったワールドカップ(W杯)前には、五郎丸歩選手ら代表選手が10回の合宿を重ね、強豪の南アフリカから伝説的な勝利を収めた。日本開催の19年にも3回実施し、初の8強入りにつながった。
県はトレセン整備にあたって…
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