三菱電機、変圧器の性能不正を3月まで継続 出荷先の原発は非公表

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村上晃一
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 製品の検査や品質をめぐる不正が相次ぐ三菱電機で、また新たな問題が明らかになった。今回は原子力や火力発電所などで使われる変圧器で、40年間にわたって試験データの偽装などをしていた。経営トップが引責辞任し再発防止を強調していたが、3月まで不正が続いていた。調査が終わる時期も不透明で、信頼回復は遠のいている。

 問題があった変圧器は大型のもので、原発や火力発電所、鉄道の変電所などで使われている。出荷前の試験で規格以上の温度になったのに、虚偽の数値を記していたものもあった。電力供給に関わる重要な機器の不正だが会見は開いておらず、納入先も明らかにしていない。製品の安全性について「即時に故障や事故は発生しない」としているが、外部からは検証しにくい。変圧器は大型で高額なものもあり、交換するとなれば時間やコストがかかる可能性がある。

 三菱電機では昨年6月に長崎製作所で不正が発覚したことを受け、昨年7月に社外の弁護士らでつくる調査委員会を立ち上げた。その後は毎月のように不正が発覚した。

 経営責任を問われ、7月には当時の杉山武史社長が、10月には柵山正樹会長が辞任した。新社長になった漆間啓氏は再発防止を徹底し、組織風土の改革を急ぐとしていた。

 だが、調査委の指摘で今回の…

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