中高年も五月病に 「疲れたから休む」はNG、連休のうまい過ごし方

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聞き手=朝日新聞アピタル編集長・岡崎明子
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 新しい部署への異動で人間関係や仕事が一変した、生活リズムが大きく変わった――。ストレスを抱えながらも、「もうすぐゴールデンウィークだ」とこの1カ月を乗り切ってきた人も多いはず。専門家によると、若い世代だけでなく、中高年世代が「五月病」になる例も多いという。産業医で日本ストレスチェック協会代表理事の武神健之さんに、「ストレスに負けない連休の過ごし方」を聞いた。

 ――「五月病」は、新入生や新入社員に多い症状だと思っていました。

 「そもそも五月病は正式な病名ではありません。新年度に学校や職場が変わって張り切る中で、5月ぐらいから調子が悪くなる症状を、俗にそう呼んでいるだけです。原因には2パターンあって、一つは従来の交友関係が疎遠になり、リラックスする場が持てなくなる例。これは新入生や新入社員など若い人に多いですね」

 ――もう一つのパターンは?

 「『新生活への高い期待感』が報われない例で、これは中高年に多いパターンです。ステップアップしたいと新たな勉強を始めて頑張り過ぎたり、過剰なエネルギーでもって部下や周囲を引っ張ろうとするのに、それに応えてもらえなかったりする場合です」

 ――期待が高い分、落ち込むと。

 「はい。部下だって子どもが小学校に上がるなど環境が変化し、生活パターンが変わっている可能性があるわけです。この場合、上司からの『圧』と生活環境の変化というダブルのストレスにさらされてしまいます」

 ――どんな症状が出始めたら要注意ですか。

 「イライラする、憂鬱(ゆううつ)になる、眠れなくなるなどが代表的な症状ですが、たばこの量が増える、残業が増える、集中力が落ち業務効率が落ちるといった表れ方をする人もいます」

 ――ゴールデンウィークが五月病の引き金となるのでしょうか。

 「僕は正直いって、ゴールデ…

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