「嫌われない」岸田内閣 広く薄い好感 経済政策がアキレス腱か

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記者解説 世論調査部・君島浩

 朝日新聞社の16、17日の全国世論調査で、岸田文雄内閣の支持率は55%だった。現行の電話方式で調査を始めた2001年の小泉純一郎内閣以降の10政権のうち、発足半年後の支持率が50%を超えたのは、小泉内閣の71%のほかは第2次安倍晋三内閣、今回の岸田内閣の55%だけだ。

 半年前の岸田内閣の支持率は45%で、発足直後としては麻生太郎内閣の48%を下回り、この20年で最低だった。支持率が上向きに推移して半年を迎えたのは異例と言える。

 小泉政権、第2次安倍政権を除く7政権の支持率は発足から半年で落ち込んだ。菅義偉政権は65%→40%で、これでも下落幅は小さい方だ。小泉政権が5年5カ月、第2次安倍政権が7年8カ月続いたのに対し、7政権はいずれも1年半未満の短命に終わった。

 現行と異なる面接方式の世論調査までさかのぼると、1989年に発足した海部俊樹内閣は、当初の支持率こそ39%だったが、半年後には49%に上昇した。単純に比較できないものの、岸田内閣の傾向と似ていると言える。海部政権の支持率は10カ月後には56%になり、2年後の退陣2カ月前でも50%を維持した。

女性の支持率、比較的高く

 岸田内閣は、女性の支持率が比較的高いのが特徴だ。言い換えれば、女性に嫌われていない。

 小泉政権は発足当初、女性の…

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