「やっとターンを描けるように」 36歳、高橋大輔が見つけた気づき

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岩佐友
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 「やっとアイスダンサーになれたかな」

 アイスダンスに転向して2季目のシーズンを終えた高橋大輔(36)は、世界選手権の演技を終えて、そう語った。村元哉中(29)とのカップルで国際大会に出場し、四大陸選手権2位など結果も残したシーズン。シングルとの違いを、より肌で感じながら成長した1年間だった。

 2人で臨んだ初めての世界選手権(3月23~26日、仏モンペリエ)は、ほろ苦い結果に終わった。

 総合16位。

 目標に掲げたトップ10には届かなかった。「2人での試合だったり、緊張感だったり、経験値のなさといったものが出たのかと思います。シングルは自分ひとりでカバーできますけど、『2人でどうカバーしていくか』というところはやっぱりどんどん経験を積まないと難しい部分ではあるのかな」と高橋は振り返った。

 リズムダンス(RD)では2人同時に連続でターンするツイズルで、高橋がバランスを崩すミスがあった。

 「シングルスケーターとしてアイスダンスを見ていた時に、ツイズルがこんなに難しいとは思っていなかったです」

 難度をシングルの技に例えて、「4回転(ジャンプ)ぐらいという感じですかね」と語り、その理由を続けた。

 「お互いの距離感、幅、回転の速度とかを良いところで合わせていかないといけない。きれいに合わせるのはすごく難しいんです」

 フリーはリフトでほころびが出た。新たに投入した、回転しながら滑るローテーショナルリフトが安定せず、得点を伸ばせなかった。村元が振り返る。

 「入ったところはうまくいっていたんですけど、最後、私が大ちゃんの肩に乗ってから次のポジションに入る時に、回りきれなかったんです」

 高橋は、「僕も片足にならないといけなかったんですけど、そこで降ろすしかなくて。回転も足りないし」。

 わずかなズレを修正できなかった。だが、挑んだことに後悔はない。

 高橋は言う。

 「経験してみないと分からな…

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