丹後の高校生が出会った「水中考古学」 夢が大人を動かした

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細川卓
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 丹後の海に眠る遺物を見つけたい――。京都府北部、日本海に突き出た丹後半島に住む1人の高校生の抱いた夢が、水中考古学の専門家らを巻き込んだプロジェクトに発展している。挑戦したクラウドファンディングで300万円の資金調達に成功し、今夏、本格的な水中の考古学調査が始まる。

 1年前の6月、京都府京丹後市の羽間綾音さん(17)は、高校の図書室で一冊の本に出会った。考古学者の小江慶雄(おえよしお)さんが40年前に発表した「水中考古学入門」。地元の海と歴史が好きな羽間さんは、初めて見る「水中考古学」の文字にひきつけられた。

 ワクワクしながら読み進めると、世界には水没した都市遺跡だけでなく、何千何万もの船が沈んでおり、古代の文化財とともに水底に眠っているとあった。丹後の海は古代から大陸との交易が盛んだったと聞いたことを思い出した羽間さんは、沈没船が眠っているかもしれないと直感した。すぐに郷土資料館で資料を読みあさったが、詳しい人に話を聞きたいと思うようになった。

 友人から高校生の挑戦を支援…

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