第3回いまさら?「いまだから」 35歳で高校卒業、スザンヌさんの新境地

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聞き手・金沢ひかり
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 挑戦に次ぐ挑戦だった――。タレントのスザンヌさんは、この1年をこう振り返る。

 中退した母校・第一薬科大学付属高校(福岡市南区、当時は第一経済大学付属高校)に再入学。この春、35歳で卒業を果たした。

 再入学のきっかけは、出演した福岡のテレビ番組を見た母校の職員から、通信制への再入学を提案されたことだという。

 学んだことで、「もっと知りたい」という思いが強まり、さらに大学に進学したスザンヌさん。30代の「いま」だからこそ学べたものがあるという高校生活を振り返りながら、「学びの意味」を語ってもらった。

私も先生の話を聞けない子どもだった

 ――20年近い時間を隔てた2度目の高校生活。10代の時と比べて、学ぶ姿勢は変わりましたか。

 昨年4月に再入学してからは、数回の登校や週1日のオンライン授業を中心に、毎日、朝の1~2時間を予習復習にあてたりリポートを作成したりした1年間でした。

 10代の頃は、勉強するというよりも、「学校で過ごす時間」が最優先でした。「学ぶ」ということに、こんなに貪欲(どんよく)ではなかったですね。「わからないならわからないままでいいや」って感じでした。

 今回は、「せっかく学び直しをするチャンスがめぐってきたのだから、貪欲にいろんなことを知りたい」と思って、「これってどういうことなんですか?」と質問しやすくなりました。

 ――確かに10代の頃は、「貪欲に学ぶ」というのがピンとこない場合もあります。

 2度目の高校生活では、授業…

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    太田泉生
    (朝日新聞コンテンツ編成本部次長=人権)
    2022年4月28日13時53分 投稿
    【視点】

    「なぜ学ぶのか」。記事を読んで考え込んでしまいました。大事な問いです。 なにを、なぜ、どう、学ぶのか。考えた末にいま思うのは、生きていく土台をつくるということでしょうか。スザンヌさんのお話にもありますが、学ぶことで世界が広がり、関心が