彦根梨の授粉 花粉噴射機による作業終了 実りに期待

藤井匠
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 滋賀県彦根市の特産「彦根梨」の授粉作業が、省力化技術を使って実施されている。今シーズンは20日までに終了し、彦根梨生産組合の関係者は今後の実りに期待をかけている。

 授粉作業は、花粉噴射機を取り付けた小型特殊車両を走らせ、車両後部のファンで花粉を飛ばす方式。3年前から導入した。大幅な作業時間の短縮と人件費の削減が可能になるという。

 彦根梨は彦根梨生産組合の18戸が約11ヘクタールで栽培。JA東びわこによると、完熟した状態で収穫して同JAの直売所などで販売しており、糖度が高いのが特徴という。5品種あり、幸水は8月中旬、豊水は9月上旬の収穫を見込んでいる。

 梨園(りえん)は彦根市にある荒神山のふもと、石寺町に広がる。時に梨の花が舞い散る中、小型特殊車両は今シーズン、5日間ほど走り回った。

 ベテラン組合員の西川悦雄さんによると、花のめしべ一つひとつに手作業で花粉をつける作業はたいへんだったという。「楽になりました。今のところ生育は順調。糖度が高く、大きくて形が良い梨が好まれるため、そうした梨づくりを目指しています」と話す。(藤井匠)