沿線の歴史を知って 左沢高生が観光客を案内

高橋昌宏
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 山形県のJR左沢(あてらざわ)線(北山形駅~左沢駅、24・3キロ)が23日、全線開通から100周年を迎える。記念して同日と24日には様々な催しが行われる。県立左沢高(大江町)の生徒たちは沿線の周辺の魅力を知ってもらおうと、自ら考えた名所を案内する。

 同校は登下校に左沢駅を利用する生徒が多い。JR側から100周年の企画として提案を受け、校内で参加を呼びかけたところ、8人の生徒が手を挙げた。今年1月から放課後などに集まり、駅周辺の歴史や文化を学べるコースを練った。

 選んだのは8カ所。旧家が並ぶ原町通り、斎藤茂吉の歌碑、最上川の流れを望める左沢楯山城史跡公園(日本一公園)などだ。3年の杉沼愛花さんは「知っているけれど、行ったことのない場所などを出し合った」と話す。

 ボランティアガイドらからの助言を受け、左沢藩の城下町や最上川舟運の歴史などを学び、ガイド用の原稿にまとめた。杉沼さんは「舟運が栄えた影響で文化的にも豊かになったことが分かった」。

 生徒たちは23日、事前に申し込んだ約30人とともに約2時間半かけて町内を歩く。3年の逸見冬華さんは「おすすめは最上川河畔。今は桜がきれいなので写真を撮りながら楽しんで欲しい」と話す。

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 JR東日本は、100周年を記念した入場券を23日から1千セット限定で販売する。山形駅を含む12駅の入場券が入ったセットで税込み1800円。山形、北山形、羽前長崎、寒河江、左沢の各駅で発売(羽前長崎と左沢は23日のみ)。

 23、24日には山形駅~左沢駅間で、記念列車としてDE10形ディーゼル機関車と旧型客車が走る。乗車できるツアーの販売は終えているが、山形、羽前山辺(23日のみ)、羽前長崎、寒河江、左沢の各駅で出迎え、見送りができる。

 大江町でも両日、左沢駅前でイベントを開く。記念のキーホルダーやTシャツなどのグッズの販売や「囃子(はやし)屋台」の演奏を予定している。(高橋昌宏)