【詳報】海底の船はカズワンと判明 半島西側・カシュニの滝付近
北海道・知床半島西部沖を航行中の観光遊覧船から23日午後、「浸水している」との118番通報があった。これまでの経緯をまとめた。
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■■■4月29日の動き■■■
16:00
カズワン船内の様子「真っ暗でうかがい知れず」
北海道の知床半島沖で、26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が消息を絶った事故で、第1管区海上保安本部は29日、沖合の水深約120メートルの海底で船体を見つけたと発表し、状況を説明した。
船は、船底を海底につけた状態であることを確認。太陽光が届かず、ほぼ真っ暗だという。1管本部の幹部は報道陣に「海保のダイバーが潜れない深さ。行方不明者の捜索を優先したいが、船内の様子は『うかがい知れなかった』と聞いている」と説明した。
15:30
海底で見つかった船体の写真、海保が公表
北海道斜里町の知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が消息を絶った事故で、第1管区海上保安本部は29日、沈没した船体が海底で見つかったと公表し、写真を公開した。海上自衛隊の水中カメラが水深約120メートルで撮影した。
12:30
見つかった船は「カズワン」
北海道の知床半島沖で乗客・乗員26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明となった事故で29日、半島西側の「カシュニの滝」付近の海底で見つかった船について、カズワンであることが確認された。
関係者によると、水深は約120メートルで、今後は船の内部の確認作業などを進めていく。「カシュニの滝」は船から救助要請があった場所付近で、海上保安庁などが重点的に探索を続けていた。
12:30
ロシア「遭難者見失った」
北海道の知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が行方不明となった事故で、第1管区海上保安本部は29日、ロシア国境警備局から1管本部宛てに28日夕、「ロシア警備艦が漂流者を発見したが、荒天のため引き揚げられず見失った」とファクスで連絡があったと発表した。漂流者は27日午後1時ごろに国後島の西沖で見つけ、救命胴衣を着ていたという。
一方でロシア側はリュックサックを見つけて引きあげており、その中には、これまでに発見された乗船者の名義の銀行カードが入っていたという。
12:00
「KAZUⅠ」との表記確認
北海道の知床半島沖で乗客・…
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