冷蔵庫にある食料が「男梅キャンデー」だけになって、2日になる。昨日は1食だけ弁当にありつけたが、今日はそれもない。鏡を見る。ほおがこけた顔、腕と足までやせ細ったように映る。これが、私なのか。
「まさか現代で、しかも中国でも豊かな上海で、飢えることになるとは……」。このとき、都市封鎖(ロックダウン)は7日目に入っていた。
中国最大の経済都市・上海は、新型コロナ対策で終わりの見えないロックダウンのさなかにある。上海に住む3万8千人の日本人の多くも、自宅を出られない日々だ。どうしても食料を入手できず、48時間の絶食に追い込まれたという日本人女性(33)が、経験を語った。
市政府が発表した「4日間の封鎖」
市政府が発表した「4日間の封鎖」。「4日間なら問題ない」と思っていた女性でしたが、日に日に中身の減っていく冷蔵庫を見て焦りは高まっていきます――。
女性が住む市西部は、4月1…
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