ホームズ愛好家、5月の軽井沢に集って30年 謎を解く鍵は作品に

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滝沢隆史
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 名探偵と言えば、シャーロック・ホームズ。英国の作家コナン・ドイルが130年以上も前に発表した推理小説の主人公で、世界中に熱狂的なファン「シャーロキアン」がいる。ファンにとって「聖地」となっているのが、避暑地の代名詞で知られる長野県軽井沢町だ。毎年5月の大型連休には全国のシャーロキアンたちが集まり研究成果を発表し合う。その集いは今年で30回目を迎える。なぜ大型連休に軽井沢で? その謎と魅力に迫った。

 軽井沢町西部の追分地区の公園に、鹿撃ち帽とインバネスコートを羽織り、パイプを持った銅像が立つ。シャーロック・ホームズ像だ。高さは「等身大」の183センチある。1988年に愛好団体「日本シャーロック・ホームズ・クラブ」の有志が建てた。ホームズ作品60編を全訳した翻訳家の延原謙(1892~1977)が追分に別荘を構え、「ホームズ庵」と名付けたことが聖地と言われる由来という。

 ホームズクラブの発足は77年。全国に約700人の会員がいる。「ホームズの不思議な世界」(青弓社)など多数の著書がある関西支部代表の平賀三郎さん=大阪府豊中市=は82年に入会し、ホームズ像の建立に関わった。89年からはほぼ毎年、軽井沢でホームズ研究のセミナーを開き、世話役を務めている。

世界中のファンが驚いた日が由来

 セミナーでは毎回、数人が作…

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