ロシアによるウクライナ侵攻が始まって2カ月が過ぎた。東部で戦火が激しさを増すなか、かつてロシアが進軍していた街に記者が入ると、言葉に尽くしがたい惨状が残されていた。
首都キーウ(キエフ)近郊のボロジャンカでは、爆撃を受けた集合住宅が真っ二つに破壊された。住民の声が消え、色彩を失った街で、今も立ち続けている。
北部チェルニヒウでは、涙を流しながら、破壊された建物の前で自転車を引く女性がいた。
困難な状況の中でも、光は消えていない。
キーウの病院では「新しい命」に一筋の希望が見えた。病室の窓際で、ビクトリア・トカチョクさんが生まれたばかりの赤ちゃんを抱きかかえていた。(竹花徹朗、遠藤雄司、遠藤啓生)
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