新入社員の初任給、引き上げ相次ぐ 前向きな企業が4割超

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吉田貴司栗林史子、平林大輔
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 新入社員の初任給を引き上げる企業が相次いでいる。コロナ禍の収束後を見据え、優秀な人材確保を意識した取り組みも目立つ。

 大成建設は今春の新入社員の初任給を前年より1万円上げ、大卒は25万円、院卒は27万円とした。「建物やインフラの安全を守るためには技術職の確保が不可欠」と説明。建設業界では人手不足が慢性化しており、「業界としての魅力も高めたい」(広報)。鹿島も初任給を大卒、院卒ともに5千円引き上げた。

 警備大手のセコムも今春、初任給を一律3千円アップした。広報担当者は「コロナ後を見据えた。通信やセンサーを使った機械警備が主力になっており、研究開発など技術者を強化したかった」と話す。

 7年ぶりに初任給を引き上げたのは空調大手のダイキン工業。大卒は23万5千円と1万円アップ。広報担当者は「優秀層の人材を獲得するため」と話す。換気ができるエアコンの売り上げが好調。22年3月期決算は売上高、営業利益とも過去最高を見込んでいる。

 コロナ禍の逆風を受ける小売業でも、初任給アップの動きはある。

 エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の阪急阪神百貨店は、1万円引き上げて22万2千円にした。「ベースアップなどで社員全体の給与が上がる中、初任給の賃金体系を見直した」(広報)。3月期決算は10億円の営業赤字を見込むが、人材への投資を重視する。

 リクルートワークス研究所が…

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