企業も悩むコロナ下のコミュニケーション不足 解消に雑談や部活支援

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女屋泰之、鈴木康朗
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 新年度が始まった。入社や異動で新しい仲間と出会う人も多い。コロナ下でオンライン研修やテレワークが定着するが、同僚とのコミュニケーション不足が悩みの種だ。気軽に「会話」や「雑談」ができるよう工夫したり、新たなサービスを提供したりする企業もある。オンラインでの「部活」も広まっている。

 メタ(旧フェイスブック、FB)も提供しているネット上の仮想空間「メタバース」は世界中で利用され始めている。これを新人の交流の場として取り入れたのが印刷大手の凸版印刷だ。仮想店舗に関するメタバースを開発しており、研修向けにカスタマイズした。社員は自分のアバター(分身)を動かし、近くの同僚らに話しかける。リアルで会話する感覚を再現できるようにした。

 凸版は2年前からオンラインだけで新人研修をしており、今年が3年目。バーチャルリアリティー(VR)で文化財を見学する内容もある。担当者は「先輩社員も含めてネットでコミュニケーションをとれるようにしている。新入社員の不安をなくすサポート体制をつくりたい」とする。

 コミュニケーションの活性化は重要だ。リクルートの調査によると、テレワーク経験者の59・6%が導入前にはなかった仕事上のストレスを感じていた。仕事中の「雑談」の有無でストレスを解消できたという人もいて、気軽に話せることの大切さが浮かび上がる。

 コロナ禍前の2015年から…

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    小室淑恵
    (株式会社ワーク・ライフバランス社長)
    2022年4月25日13時16分 投稿

    【視点】テレワーク・リモートワークを使いこなす企業とそうでない企業の二極化が進んでいるが、これは中小企業にとっては優秀な人材を獲得するための大きなチャンスだ。 働き方改革を推進し、組織の風土を変える時、大企業では少なく見積もっても3年はかかること