F1エミリア・ロマーニャGPスプリント 角田裕毅の巻き返しを詳報

忠鉢信一
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 23日にあった自動車のF1第4戦、エミリア・ロマーニャ・グランプリ(GP)スプリントで、ホンダがサポートするアルファタウリの角田裕毅は16番手のスタート位置から、またも絶好のスタートを見せた。

 1周目で順位を三つ上げ、その後、さらに一つ順位を上げて12位でゴールした。24日にある決勝へ、期待が膨らむ。

 角田は「今日の結果に満足。いいスタートを切って、いくつか順位を上げた。イモラではスタートが鍵になるので、そこがレースのターニングポイントだった」と語った。

 角田は開幕戦のバーレーンGPで8位に入賞したあと、第2戦のサウジアラビアGPはマシンのトラブルでスタートできず、第3戦のオーストラリアGPでもペースが上がらず15位。しかし今大会は浮上の兆しが見える。

 会場のイモラは、正式名称がエンツォ・エ・ディノ・フェラーリ・サーキット。文字通りフェラーリのホームだが、アルファタウリと角田が拠点を置くボローニャからも約40キロと近い。角田にとっても慣れた環境だ。スプリントのスタート位置を決める予選は16位だったが、スプリント前の練習走行の最速ラップは全体の8位だった。

 スプリントでは「マシンは好みのセットアップに仕上がっていて、マシンの動きがいい。信じて走れたので、もう一つ順位を上げられた」と角田は振り返った。

 ただ、他チームのマシンと比べるとまだ力強さが足りないと感じるという。

 決勝では10位までに入ればポイントを獲得できる。角田は「まだマシンの力を引き出せるはず。決勝のレースが楽しみだ」と自信をみなぎらせる。

 スプリントは昨年からF1に導入され、今年も3大会で決勝前日に開催される。

 通常の決勝は総距離約300キロだが、スプリントは約100キロ。エミリア・ロマーニャGPの場合、1周4・909キロを決勝は63周、スプリントは21周する。

 スプリントでの順位は、決勝のスタート位置につながるだけでなく、年間順位を決めるためのポイントに直結する。1位になれば8ポイントで、順位が低くなるにつれてポイントは少なくなり8位(1ポイント)までが獲得できる。

 23日のスプリントは、昨年の年間王者フェルスタッペン(レッドブル)が残り2周でルクレール(フェラーリ)をかわして優勝。3位はペレス(レッドブル)だった。角田と同じアルファタウリのガスリーは17位に終わった。(忠鉢信一)