「4.25わすれない」JR宝塚線脱線事故から17年 追悼のあかり

松永和彦
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 乗客106人と運転士が死亡し、乗客562人が負傷したJR宝塚線(福知山線)脱線事故から25日で17年を迎える。兵庫県尼崎市の事故現場にある追悼施設「祈りの杜(もり)」では24日夜、犠牲者をしのぶ「追悼のあかり」が催された。

 参加した遺族らが「2005・4・25 わすれない」の文字を約600本のろうそくのあかりで表した。義弟を亡くした上田誠さん(55)らが事故10年の2015年に始めたもので、今年が8回目。

 参加者らはろうそくの前で、静かに祈りをささげた。上田さんは報道陣の取材に「事故の記憶が薄れ、遺族が立ち直っていくことはある意味自然なことだが、風化はさせてはいけない。残された遺族が鉄道の安全を祈り、発信していくことは使命」と語った。

 25日にはJR西日本主催の追悼慰霊式が祈りの杜である。コロナ禍で20、21年は中止となっており、3年ぶりの開催になる。(松永和彦)